第26回戸山流居合道福岡県大会は、朝倉郡東峰村村民センター体育館で開催した。
8月23日(土)午後から指導者・審判員講習会を 実施し、翌日の県大会の審判要領について、大野理事長が判定上のポイントを具体的に説明し、審判員として自信を持って競技に臨めるようにした。
翌日の24日(日)09:30~15:00 午前中に個人戦(65名参加)、午後から団体戦(16個チーム参加)を計画のとおり実施した。
参加各剣士は、平素の修練成果を存分に発揮出来た人、また、緊張して実力半分ぐらいしか発揮出来なかった人と 試合の成果は参加剣士毎まちまちだったと思います。
今回の県大会は、大会長として参加剣士それぞれがそれぞれの立場で現時点の力を十分に発揮したものと思います。各剣士は、今回大会での反省点等は今後の支部稽古に反映して頂きたいと思います。
今大会で感じた「今後の稽古において着意してもらいたい。」事項について述べてみたいと思います。
1 姿勢について
姿勢は、基本中の基本となります。形を行う際に体が前傾する人、袈裟斬り時に左肩が下が
り右肩が上がる等 姿勢が極端に悪い人が散見された。
体幹をしっかりとして不要な動きをしないように 腰をしっかりと安定させて、形の個々の
動作が出来る様に意識して修練して頂きたい。
また、「如何にしたら無駄な力を抜いてスムースな技を出せるか」についも稽古を通して
修得して頂きたい。
2 正しい「刀の握り」について
口頭での説明は簡単には出来ませんが、刀を握る両方の掌中について研究して頂きたい。
特に、若い剣士は、支部の指導者から具体的な握り方について指導してもらい実践して頂き
たい。「刀の握り方、掌中の状態」が抜き付け、斬り付けの姿勢に直接影響しますので重要な
事です。
※ 「知識では理解できても行動が伴わない。」のが武術、武道の技です。
技の類は、出来高でなくあくまでも目的・目標を追求する強い精神力(心)が重要です。
折角、戸山流居合道を修練されているのですから、共に一つでも自分の思う理想的な技を
追求して行きましょう。(長くなりました。)